「神戸市認知症研修(認知症サポーター養成講座)」を受講しました

あさひグループです。
先日、神戸市社会福祉協議会が主催する「神戸市認知症研修(認知症サポーター養成講座)」を受講しました。
■神戸市認知症研修とは
認知症について正しく理解するための市民向け研修で、認知症の症状や認知症の方への接し方を学ぶことができるというものです。この研修を受けた神戸市民は、神戸市高齢者安心登録事業に登録することで「捜索協力者」(※)として活動に協力できます。
※「捜索協力者」=神戸市では高齢者が行方不明になった時に「捜索協力者」にメールを通じて、行方不明者の特徴などの情報を配信し、早期発見する神戸市高齢者安心登録事業を行っています。
10~40人程度の団体研修であれば講師の方を派遣いただけるとのことで、特別養護老人ホーム 山手さくら苑で主任生活相談員を務める安枝貴広さんにお越しいただきました。
■「認知症」についての基礎知識
研修では、認知症は脳の病気であるという基本的なところから、「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」など、その種類によって出る症状の違いについても学びます。
認知症にはほぼ全員に現れる「中核症状」と、現れない方もいる「行動・心理症状」という二つの症状があります。中核症状には記憶障害や見当識の障害、思考力や判断力の障害、実行機能の障害があります。また、認知症ケアで陥る危険な悪循環についても学びました。
「こんなことがあったらどうする?」と事例を出して、参加者が話し合うワークも行います。事例について考え話し合うことで、様々な考えを共有することができました。
■参加者からは
相続や終活、後見についてもサポートするあさひグループ各社の参加者からは、「特別養護老人ホームで実際に働かれている方のお話を聞けて、認知症の方との接し方を見直すことができた」「『お話を否定しない』『視界に入ってから話しかける』など認知症の方との接し方を教えていただけたので、必要以上に緊張せずお話ができそう」等コメントをいただきました。

また講座を受けると、認知症の方を支援する目印としてオレンジ色のブレスレット「オレンジ・リング」が渡されます。このリングを身に着けていることで認知症の方とそのご家族の応援者であることを意味するそうです。
■最後に
認知症は85歳以上では5人に1人がかかる脳の病気です。
正しい知識をもって接していけたらいいですね。
※神戸市社会福祉協議会
https://www.with-kobe.or.jp/